HP EliteDesk 800 G4 のグラフィックスボードを換装する

購入時搭載されていたグラフィックスボード（以降グラボ）は HP製の Geforce^® GTX 1060 3GB で、これを GTX 1660 Super に換装しました。

何やらこの 2ヵ月くらいでグラボ価格が高騰しているようですね。（2021年4月）

GTX 1660 SUPER を RTX 3050に換装しました。（2023年5月追記）

中古品です。AV1コーデックをサポートしているので YouTubeの 8K動画再生時に Video Decode（動画再生支援）が有効になります。なので CPU負荷率は 10%程度です。

但し、ウェブブラウザーは Google Chrome に限定されます。Firefox や Edge では有効になりません。

補足｜HP EliteDesk 800 G4 TW/CT は市販のボードで幅125mmを超えるものは補助電源ケーブルがサイドパネルと干渉します。幅128mmのボードを取り付けてみたところ僅かに干渉しました。気にしなければ少し押さえてやるとサイドパネルは締ります。

YouTube 視聴時に動画再生支援を使い CPU負荷を押さえるため NVDEC VP8 / VP9 をサポートしてるこのグラボを選びました。当初は中古品を探したのですが見つからず新品購入しました。

YouTubeの 4K, 8K の 60fps 動画を再生してみたところ通常の再生では問題ありませんでした。

ただし、同じタイトルで 2160p60-4Kではビデオデコードが効いているのに 4320p60-8Kで再生するとビデオデコードが効かないものがありました。調べてみたところ AV1コーデックでエンコードされているようです。

8K実写動画を 20タイトルほど確認したところおよそ 90%が AV1で、まれに VP9のものがありました。残念ながらこのグラボで AV1はサポートされていません。サポートされているのは Ampereファミリーの

です。ちなみに 8K/60fpsでビデオデコードつまり動画再生支援がオフになると視聴に支障はないですが CPU負荷が 80～90%に張り付いて CPU温度は 80℃（T-junction 100℃）になりました。

下の画像は Firefoxで YouTubeの特定のタイトルを再生した時の負荷をモニタリングしたタスクマネージャーのスクリーンショットです。

4K / 60fps

8K / 60fps

当然タイトルごとに数値は変わります。

何やらこの 2ヵ月くらいでグラボ価格が高騰しているようで Amazon で 2021年2月に新品購入した時は、代引・税込 33,740円だったものが 4月現在送料・税込 59,800～63,800円の値が付いていました。

価格.comを見ても 65,800～85,000円となっていました。ネットオークションをのぞいてみても同様で、中古ですら 40,000円を超えている状況でした。

「グラボ高騰」でネット検索すると、その理由がたくさん出てきますね。

今回のグラボと同時期に中古品を 2台購入したのですが、こちらも購入した価格より上がっていました。8年落ち、6年落ちミドルレンジの GTX 750Ti と GTX 960 なのですが今やネットオークションでもたまにしか見かけない代物です。

偶然にも Good timing で手に入っていたようですね。

HP EliteDesk 800 G4 の グラフィックス ボード を換装する